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中国に行ってきましたB「畳表製織工場」

カテゴリー:オフのお話

こんにちは。田端屋 田端太一です。

お客様に畳表(畳のござの部分)の説明をしていると、畳表に中国産があるのを知らなかった。

という事をよく聞きます。

日本全国に出回っている畳表の割合は、中国産が約8割、国産が約2割だと言われています。

 

僕自身、日本の畳表の産地には何度も足を運んでいますが、中国には行ったことがなく、

実際どんなところで作っているのか知らなかったので、佐々井社長に中国へ同行させていただきました。

 

 

上の写真はイ草製織工場の外観です。中国語で何を書いているか分かりませんが、多分イ草製品工場と書いていると思います。

 

中に入ってみると畳表を製織をしているところを見る事が出来ました。

 

 

この裸で裸足になって作業している男の人は、長いイ草と短いイ草を等級ごとに選別しています。

写真では分かりにくいですが、体中泥まみれになって作業しています。

最初に見た時にまさか裸になっているとは思いませんでした笑

 

次の作業では、イ草が折れていないか、変色したイ草がないか等を目視で確認し、混入している場合は取り除きます。

 

 

 

 

その後、イ草の長さが均一になるように端を切りそろえて、選別したイ草を織機にのせます。

 

 

製織の流れをざっくりと書きましたが、日本と大体の流れは同じです。

工場を見学した感想は、畳表を織る織機が約60台あった事に驚きました。(日本では一軒の農家さんに約10台ほど)

この台数なら、畳表を大量生産することができます。

それと、一番驚いたのが、工場がきれいだったことです。

想像していた工場は、ごみが散らかっていたり、たばこの吸い殻が落ちていたリすると思っていました。

それどころか、作業の合間に掃除をしている人がいたぐらいです。

 

中国工場の話しは、色々と聞いていましたが、実際に工場を見学して中国の製織工場の印象がかなり変わりました。

実際に見ないと分からないことがあるので今回、製織工場を見学をして良い経験が出来ました。

中国に初めて来た今回は、主に製織工場を見学させてもらいましたが、

次回中国に行くときは、イ草を植えている田んぼの環境等を見学したいと思いました。

 2016.08.11

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